30代独身女と恐怖の激痛 その3

普通ならこう考える筈だ。
折角約束したが腰の痛みが酷く、到底友人とコラボカフェに行く事など出来そうにない。友人には悪いが断りの連絡を入れようと。

しかし私は毛頭断る気などなかった。何故なら、名探偵コナンのコラボカフェに行く事を三度の飯よりも楽しみにしていたし、その日の為に日々の仕事をこなしていたと言っても過言ではなかったからだ。
今さら中止はあり得ない。無論友人に悪いという思いもあった。私同様、コラボカフェに行く事をとても楽しみにしていたからだ。
ついでに言うとコラボカフェと執行もされに行く予定だった。ちなみにこれは三回目の執行にあたる。

とにかく、私は絶対にコナンづくしの休日を友人と過ごす気満々だったのである。
それに翌日になれば腰の痛みも幾分楽になっているのではないかという希望もあった。その希望は容易に崩れ去ったのだが。

金曜日の夜、私は祈る想いで眠りについた。翌日、この腰の激痛が緩和している事を願わない訳にはいかなかった。
だが私の願いも虚しく、翌日布団の中で目覚めた私は絶望に打ちひしがれた。腰が痛い。昨日と何も状況は変わっていない。
この時ばかりは神を呪いもしたかもしれない。自分の日々の生活が原因なのだが。

これは不味いとすぐさま友人にラインを送った。勿論、ドタキャンなどという真似はしない。約束では11時に銀座であったが、約束の時間を一時間ほど遅らせて貰う事にした。
この11時は何かと言うと、コラボカフェが有楽町の丸井の中にあり、丸いが11時開店の為である。
現在、名探偵コナンはかなりの人気を誇る漫画であり、映画の影響もありコラボカフェはかなり混雑する事が簡単に予想出来た。
その為、11時ぴったりに来店しその後、友人と共に執行されに行こうというプランだった。

待ち合わせの時間を一時間遅らせるという事は、コラボカフェに入れない可能性も出てくる訳だ。私が何故一時間待ち合わせをずらして貰ったかと言えば、とにかく腰が痛くてどうしようもなく、病院に行く為であった。

近所の病院は開くのが9時であり、内から銀座までは丸まる一時間はかかる。病院が込んでいた場合、11時に銀座・有楽町に辿りつくのは不可能だと考えられた為だ。
それに、正直に言えば何故これほど腰が痛いのか、怖くもあった。痛みの原因がもし骨にあった場合、かなり不味い事になりかねない。
かくして私は待ち合わせを一時間遅らせ、病院に駆け込んだのだった。病院には10名程の患者が既に受け付けを済ませ待合室のソファでぼんやりと腰を据えていた。
私は逸る気持ちを押さえ、ついでに痛む腰も押さえながら、ひたすら名前を呼ばれるのを待つのだった。

つづく



*中々終わらないな……すいません。
ところで今日台風でしたね。昼過ぎに来るっていうから洗濯物干して酷くなってきたら入れようと思ってたら昼寝してる間に台風が上陸して洗濯物が死んだ。

この記事へのコメント